ギターのカスタマイズは、ギタリストなら誰でも例外なく考えると思います。
カスタマイズと言っても色々とありますが、まずはピックアップ交換が一般的ではないでしょうか。

さて、ピックアップを購入したら僕が真っ先にやることが、ピックアップの導通確認、つまり、抵抗値を確認することです。

中古だったらもちろんのこと、新品であっても必ずやります。
初期不良ってこともあり得るし。
まずチェックしておけば、安心してピックアップ交換の作業に入れますからね。

さて、では、そのやり方を説明しますが、これにはテスターが必要になります。

テスターは業務用ではなく、ご家庭用の一般的な物でOKです。
今どきならデジタルテスターがいいと思います。

僕が以前買ったのはアナログでしたが、確か1,500円くらいだったように記憶しています。

テスターでの導通、抵抗値チェック方法

では、テスターの電源がOFFになっている状態で、メーターの針が振れていないことを確認してください。

テスターがOFFの状態

そして次に、モードを抵抗(オーム)にしますが、ピックアップの導通チェックの場合は、×1kにします。
その状態で赤(プラス)と黒(マイナス)のテスター棒をくっ付けてショートさせます。

ここで、メーターの針が振れ、針が0Ω(オーム)を指すことを確認しましょう。
もしもここで0Ωはなく微妙にずれていたら、アナログテスターの場合は調整用のダイアルがあると思いますので、0Ωジャストになるように調整してください。

テスター棒を付けショート

ここまでOKでれば、いよいよピックアップの抵抗値を測ってみましょう。

ここでは、シングルコイルピックアップを例にとりますので、基本的に2本のリード線があると思います。

写真はMoonのシングルコイルピックアップなのですが、白と黒のリード線があるのがわかりますね。
この白線がホットと呼ばれる、そのコイルの巻き始めです。
そして黒線がコールドと呼ばれる、そのコイルの巻き終わりとなります。

ピックアップによっては、白と黒ではなく赤と黒とか、白と灰色とか色々とありますが、多くの場合、黒系の色のリード線がコールドになると思います。

さて、では測ってみましょう。
ちなみに、

ホットはどちらのテスター棒を付ければいいの?
コールドは?

なんて思うかもしれませんが、これはどちらでも大丈夫です。
赤テスター棒に赤線でもいいですし、赤テスター棒に黒線でも問題ありません。

さて、画像の場合は針が振れていますので、このピックアップはちゃんと導通されていることが確認できました。

テスターでギターピックアップの導通確認

ちなみに、抵抗値は約5kΩです。
ごく一般的なシングルコイルピックアップの抵抗値ですね。
これで、このピックアップは正常に動作するであろうことがわかりました。

テスターでの数値がおかしかったら

さて、多くの場合、シングルコイルピックアップよりもハムバッキングピックアップ(ハムバッカー)の方が抵抗値は高いです。

ですので、シングルコイルピックアップなのに20kΩにも及ぶ抵抗値であったり、ハムバッキングピックアップなのに3kΩしか抵抗値がなかったりしたら、断線や故障かと疑ってみる必要があると思います。

ここで、もしもこうやってチェックした場合に針が動かなかった場合はどうでしょうか。

その場合は、ピックアップ本体とリード線がハンダ付けされている部分で直接測ってみてください。
ここですね。

テスター ギターピックアップのリード線のハンダ付け部分

ここで導通が確認できれば、コイル内部の断線ではないと思われますので、その場合はリード線を疑ってみましょう。
リード線が断線しているか、この部分のハンダの不具合であれば、リード線の交換かハンダの付け直しで対応できます。

しかし、ここでもやはり導通がないようであれば、コイル内部の断線の可能性があります。

その場合は、リペアに出して巻き直しなどの修理を依頼しなければなりません。
しかし、このリペア料金はが10,000円程度から数万円かかります。
思い切ってリペアに出すか、それとも新しい物を買うか、その辺の判断が難しいですね。

テスター使用に当たっての注意点

それと大事な話です。

テスターを使っていいのはパッシブピックアップの場合です。

EMGや、セイモアダンカンのLiveWireとかBlackoutsといったアクティブタイプのピックアップにはテスターを使わないようにしましょう。
せっかくの高価なピックアップが壊れる可能性があります。

人によっては、アクティブピックアップにテスターを使っても問題ないという意見もありますが、もしもそれで壊れてしまったら目も当てられないですからね。
危ない橋は渡らないようにしましょう。