ギタープレイの中でも、指を大きく広げたワイドストレッチは魅力的ですよね。
見た目も派手だし、ストレッチなのでフレーズも縦横無尽といった感じで、とにかくカッコいいです。

しかし、これには指を大きく広げないといけないという前提があります。
別にワイドストレッチでなくとも、やはりギターを弾くにはある程度指を開かせないといけません。

ギターを始めたばかりの初心者さんは、この指を広げるという動作に戸惑うことでしょう。
ギターを弾かない限りは、日常生活で意識的に指を大きく広げることはあまりないでしょうからね。

さて、欧米人のように元々手が大きい人であれば、ストレッチと意識しなくても実際にはストレッチのようになってしまうのでしょうけど、我々日本人は手も大きくはないので、その分、指を広げないといけません。

特に、レギュラースケール(ロングスケール)のギターでローポジションを弾く場合はそうせざるを得ませんね。

ドカベンの登場人物、殿馬はメチャクチャだった!

水島新司先生の野球漫画の金字塔であるドカベンに、明訓高校野球部、2番セカンド殿馬一人という登場人物がいます。
彼は野球部員でありながら、実は天才的なピアニストという設定です。

しかし、彼は手が小さいので、数オクターブにもおよぶピアノプレイに対応すべく、手の水かき部分を手術で切り取って指を開くようにしたという、メチャクチャな男でもあります。

現実的には、こんなことしたら手の機能に問題が生じてしまうかも知れませんので、絶対にやめましょう。
もっとも、こんな理由ではお医者さんも手術してくれないでしょうけどね。

簡単にできる指を広げるためのトレーニング

まぁそれはともかく、手が小さいのをカバーするには、やはり指を大きく広げることができるようにトレーニングするといいでしょう。
それにあたって、僕が実際によくやっていた方法をご紹介します。

それは、指の間をギターネックの裏側に押し当てるという方法です。
こんな感じですね。

ストレッチ・トレーニング

これを、ギターを弾く前に3分間くらいやっていました。 人差し指と中指の間を押し付けて1分、中指と薬指で1分、薬指と小指で1分、という具合です。

また、例えば学校の授業中など、手元にギターが無い場合は、ギターネックの代わりに自分の太ももを使っていました。
これなら、授業を真剣に受けている周りの生徒たちや先生にも迷惑をかけずにトレーニングができます。
簡単にできますから、気が向いたら、ぜひやってみていただきたいですね。

さて、ここで注意点。

それをやる場合は、絶対に無理しないでください。
慣れないうちは少し押し込んだだけで痛くなります。

ですので、最初から深く押し込むのではなく、痛くない深さから始めて、何日も掛けて徐々に深くしていくのがポイントです。
「ローマは一日にして成らず」です。

それと、痛いのを我慢して続けないでください。
痛くなったら、すぐその日はやめるようにしましょう。

「千里の道も一歩から」の気持ちで、ゆっくりじっくりストレッチを制覇してください。