さて、オクターブ内での音程・度数について説明してきましたが、もちろんそれを超える高さの音にも度数が存在します。

オクターブ越えの度数表記について

1オクターブで考えると、「C・D・E・F・G・A・B・C」の8音になりますが、これはもちろんそれ以降も延々と繰り返されます。

つまり、「C・D・E・F・G・A・B・C」の後にも「C・D・E・F・G・A・B・C」さらに「C・D・E・F・G・A・B・C~」といった具合に、この音の並びがずっと続いていくのです。

下の図を見てください。

音程 オクターブ越えの場合の考え方

1オクターブ目の最後のCと2オクターブ目の最初のCがかぶっていますね。
これはまったく同じ高さの音です。

ですから1オクターブ目から数えていくと、例えば2オクターブ目の最初のCは8度、2オクターブ目のDは9度、2オクターブ目のFは11度となります。

1オクターブは8度でDは2度だから、2オクターブ目のDは「8+2=10度」としないよう注意!

オクターブを越えると冠の付け方は変わってくるのか

完全、長といった冠の付け方ですが、これは対応する1オクターブ目の音とまったく同じです。
例えば、11度のFであれば4度のFと同じ扱いになりますので、完全11度になります。

ただ、コード(和音)のところで説明しますが、実際にはテンションとしてのオクターブ上の音は9度、11度、13度しか使いません。

ここでは単純に、1オクターブと2オクターブでは、そういう同じ関係にあると覚えておいてください。

1オクターブ   2オクターブ
完全1度 完全8度
長2度 長9度
長3度 長10度
完全4度 完全11度
完全5度 完全12度
長6度 長13度
長7度 長14度
完全8度 完全15度

音程の表記方法について

音程・度数の表記方法にはいくつかの種類があります。
人によって書き方が違ったりしますので、ここによく使われる表記方法を記します。

これらの表記はコードネームと非常に関係が深いですから、完全・長・短・増・減の表記と合わせて覚えておくと、今後役立つと思います。

完全1度 P1    
増1度 aug1    
短2度 m2    
長2度 M2    
増2度 aug2    
減3度 dim3    
短3度 m3    
長3度 M3    
増3度 aug3    
減4度 dim4    
完全4度 P4    
増4度 aug4    
減5度 dim5  -5 ♭5
完全5度 P5    
増5度 aug5  +5 #5
減6度 dim6    
短6度 m6    
長6度 M6    
増6度 aug6    
減7度 dim7    
短7度 m7    
長7度 M7    
増7度 aug7    
減8度 dim8    
完全8度 P8    
増8度 aug8    
短9度 m9  -9  ♭9
長9度 M9    
増9度 aug9  +9  #9
完全11度 P11    
増11度 aug11  +11  #11
短13度 m13  -13  ♭13
長13度 M13