ギターや作曲をするにあたって、最低限知っておくべき音楽理論があります。
そういった音楽理論を理解しておくことで、ギターや作曲の技術を最短で向上させることができるからです。

ですので、初級編として、そういった必要最小限の音楽理論をお話ししていきます。
難しく考えず、ぜひ気楽に取り組んでください。

特に、この音程・度数という考え方はコード(和音)やスケールに密接に関わってきますので、ここで覚えてしまいましょう。

音程とは何か

音程とは、2つの音における高さのへだたりの事です。

音の高さと音程って何か違うの?

と、あなたは思うかも知れませんが、少し意味合いが違うのです。

音の高さとは「今聞こえているこの音はC、次に聞こえてきたこの音はE♭」といった絶対的なものですが、2音間の音のへだたりとは、2つの音の高さの違いを相対的に度数で表すものです。

音程CからC

上記の譜例は、Cから1オクターブ上のCまでの8つの音を表記しています。

ここで、例えばCとEの音が聞こえてきたとしましょう。
音の高さで言えば、単純にCとEの音ということになりますが、これを音程という概念でとらえると、1度と3度の音となります。

音程、度数という考え方の重要性

音楽をする上で大事になってくるのが、まさにこの度数という考え方です。

この考え方は、音楽のさまざまな場面に重要なポイントとなってきます。
ギタープレイや作曲にはもちろんのことです。

では解説していきましょう。

度数とは、ある音を基準とした時に、その相手となる音が何番目の音になるのかを数字で示すものです。

ここでは音名を、ドレミファソラシドというイタリア語表記ではなく、CDEFGABといった英米式表記にします。
音楽的なコードでは、CメジャーとかAマイナーといった表記になりますから、英米式表記を使う方が実戦的だからです。
ド  →  C
レ  →  D
ミ  →  E
ファ →  F
ソ  →  G
ラ  →  A
シ  →  B
ド  →  C

仮にCを基準としたとき、

  • Cと同じ高さのCの関係を1度
  • Cと、C自身から数えて2番目にあるDを2度
  • Cと、C自身から数えて3番目にあるEを3度

というように数えていきます。
これが度数です。

CとC(同音)は1度の関係
音程1度

CとDは2度の関係
音程2度

CとEは3度の関係
音程3度

CとFは4度の関係
音程4度

CとGは5度の関係
音程5度

CとAは6度の関係
音程6度

CとBは7度の関係
音程7度

CとC(オクターブ上)は8度の関係
音程8度

変化記号がついたら考え方は変わってくるのか?

ここで、もしも#や♭といった変化記号が出てきた場合であっても、それによって度数の数え方が変わることはありません。

F#であっても4度、B♭であっても7度の関係になります。
要は、変化記号が付いていても、それらが無いものとして扱えばいいのです。

CとF#であっても(Fと考えて)4度の関係
音程4度シャープ

CとB♭であっても(Bと考えて)7度の関係
音程7度フラット

基準となるCに#がついても(Cと考えて)Aとは6度の関係
音程6度シャープ

音程、度数という考え方の矛盾とは?

ここで、勘の良いあなたは気付いたかもしれません。

例えば、F#とG♭は音の高さが同じだよね。
でも、度数を数えるときに、変化記号を取って扱うとすると、それぞれがFとGとなるわけだよね?

すると、Fは4度になり、Gは5度になるんだけど?
実際の音の高さは同じなのに、なぜ度数が違うの?

はい、鋭いです。
座布団五枚。

確かに度数の考え方は、「そのまま」では矛盾が生じます。
しかし、そういった度数の考え方の矛盾を解決する方法があります。

それは、各々の度数表記のアタマに完全・長・短・増・減といった音程の冠をつける事によって解決するのです。