エレキギターは弾くけれど、どういう原理で音が出るのかを知らない人はけっこういますよね。
もちろん、僕もそうでした。

別にそんな事を知らなくてもギターは弾けますが、今後、色々とギターをカスタマイズすることもあるでしょうから、その際に知っていると便利です。

ちなみに僕はギタリストであって、エンジニアではありません。
ですので「○○の法則」みたいな電気的に専門的な事まではわかりませんが、とりあえずギター弾きとしてこの辺は知識として持っておきたい、という部分についてお話しします。

ギターピックアップからの電気信号の流れ

僕たちは普段、特に気にもしないでエレキギターをアンプに通し、「ジャーン!」なんて音を出しているわけですが、エレキギターの「電気を利用して音を出す」というしくみを、意外と理解していない部分はありますよね。

さて、エレキ(電気)ギターって言うくらいですから、電気を発生させて音を出すってことはおぼろげながらわかりますね。
では、エレキギターで音を出すしくみを解説しましょう。

まず、エレキギター本体で電気信号を作り出します。
しかし、その電気信号は微弱なので、ギターアンプを使ってその電気信号を増幅(アンプリファイ)させ、音として出力します。
これがエレキギターとアンプのシステムなんですね。

で、その最初の電気信号を作り出すキモとなるのがギターピックアップというわけです。

まぁ、別にこういった事は知らなくてもギターは弾けるわけですが、ギターが上達してきて、自分のサウンドを確立したい!なんて思うときが誰にでもやってくると思います。

その時に、サウンドを決定する大事なファクターの一つであるピックアップについてある程度理解していると、そういった部分をより深くまで追求していけますからね。

ギターピックアップの構造

さて、ピックアップですが、実はその構造は非常に簡単なものです。

原理的には、マグネット(磁石)の回りにエナメル線を巻きつけてコイルを作る。
そして、そのコイルに何か鉄製の物を近づけて動かしたり触れたりして、コイル内に電気を発生させる、というしくみ。

これがギターピックアップの基本的な構造です。
「なんだ、そんなことか」って感じですよね。

さてこの時、コイルに近いところで鉄製の物を動かすということが、まさに弦(スティール弦)を弾いて弦を振動させ、そこにあるコイル(ピックアップ)に電気信号を発生させるということなんですね。

わかりやすく言うと、ギターを弾けば弦が振動しますから、その振動をピックアップが拾って、それを電気信号に変えるということです。
うん、シンプルですね。

ギターピックアップ・マグネットの特性

さて、このコイルですが、一つのコイルから成るピックアップがシングルコイルピックアップ、二つのコイルを使ってダブルコイルとしたのがハムバッキングピックアップ(ハムバッカー)です。

では、そのコイルの元となるマグネットについて考えてみましょう。

現行でピックアップのマグネットとしてよく使われているのは、アルニコ2、アルニコ5、セラミック(フェライト)です。

アルニコ2は、いわゆるヴィンテージ系の音で、出力が弱めです。
よくウォームな音、なんて形容されますね。
あまり激しく歪ませずに、クリーンからクランチくらいのサウンドが適しているような気がしますね。
落ち着いたサウンド向けって感じかも。

アルニコ5は、それよりも出力が大きくパワーがあります。
高域もしっかりと出るので、モダンなサウンドにするにはいいチョイスではないでしょうか。
ロックやポップスにはゴキゲンな感じでしょうか。

セラミックは、ゴリゴリの音です。
パワフルなハムバッキングピックアップによく採用されてます。
そういった意味では、ハードなロックやヘヴィメタル系には合っているのかな、とも思いますね。

ちなみに、僕が好きなピックアップにシェクターのモンスタートーンという製品あるのですが、これはシングルコイルピックアップなんですよね。

セラミックマグネットを使っているのでかなりパワフルなのですが、ギター本体のローカット・コントロールを使うと、グッとパワー感がおさまってヴィンテージ系に近づけることができるという、かなり使えるピックアップです。

さて以上、ピックアップについてお話ししました。
エレキギターは電気を使って音を出すというしくみを、何となくでいいですから、頭の片隅にでも入れておくと、ギターのカスタマイズやリペアの時に役立つと思いますよ。