ギブソンで有名なレスポールの秘密に迫ります。
ギターと言えばレスポールを思い浮かべる人が多いくらい、非常にポピュラーなギターですが、このギターにもメリットとデメリットがあります。そのあたりをズバッ!とお話ししましょう。

エレキギターの種類

それでは、まずは基本中の基本、エレキギターの種類についてお話ししたいと思います。

エレキギターと一口に言っても、その種類は鳥取砂丘の砂ツブほどにあります。
しかし、実は大別すると、二つの有名メーカーのギターに行き着いてしまいます。
それは、エレキギターの二大巨頭であるギブソンとフェンダーです。

他にも例えば、シェクターや、ポール・リード・スミス、シャーベル、ジャクソン、ディーン・・・まだ他にも有名メーカーはたくさんありますが、新興ギターメーカーの多くはギブソンとフェンダーから派生したようなものですから、やはりこの二大巨頭が大元のように感じられますね。

と言うことで、まずはギブソン系の有名なギターをご紹介しましょう。
その筆頭となると、これはやはりレスポールでしょうね。

ギブソン(Gibson)の人気ギター、レス・ポール(Les Pau)

ギブソンを代表するレスポールの特徴

年代やモデルにもよりますが、ネック材はマホガニー、ボディ材はトップ(表)がメイプルでバック(裏)がマホガニーという仕様が一般的です。
そして、フロント・ポジションとリア・ポジションにハムバッキングピックアップ(ハムバッカー)をマウントした、歴史のあるギターです。

甘く太い音が特徴で、なおかつ粘りがあるという、そのサウンドはとにかくゴキゲンです。

レスポールを使用することで有名なギタリストとしては、やはりレッド・ツェッペリンのジミー・ペイジやKISSのエース・フレーリー、それとランディ・ローズ、ザック・ワイルドといったところでしょうか。

このレスポールというギターは、アンプ直で歪ませ、力強いピッキングをした時の弦とピックがこすれた時のあの「キュリッ」とか「クキュッ」というノイズがまた最高にステキなんですよ。

1970年代には、フロントピックアップのトーンを絞り、モコモコの音にしたウーマントーンなんてのが流行りましたが、それもまた何とも言えずセクシーな感じがします。

最近ではウーマントーンなんて、ほとんど耳にすることもなくなりましたけどね。
時代によって流行り廃りがあるってことでしょうね。

僕がギターを始めたきっかけはKISSなものですから(あのメイクも最高!)、やはり憧れはこのレスポールでした。
もちろん、エース・フレーリーですよ。
あのチェリーサンバーストの3ピックアップのレスポールは最高にカッコよかった!

初めてレスポールを手に入れた時の感動、僕は今でも忘れていません。
もっとも、それは普通の2ハムのコピーモデルでしたけどね。

レスポールの弱点とは

さて、そんな素晴らしいレスポールですが、残念ながら欠点もいくつかあります。

まず、重い!

あれだけ太い音を出力するくらいですがら、ボディの厚さも結構あります。
しかも、ソリッドボディなのでとにかく重い。

小学生や女性にはけっこうツライものがあるんじゃないかな。
でも、その重さに対抗できたら、最高のサウンドを手に入れることも可能ですよ。

それと、ハイポジションが弾きにくい!
これはそのボディ形状がシングルカッタウェイだから仕方ないのですが、これは慣れないと弾きづらく感じると思います。

特に22フレットのチョーキングは。

1弦22フレットの全音チョーキングはE音になりますが、このE音は色々なキー、スケールで使いますから、1弦22フレットのチョーキングは結構多用するんですよ。

もちろん他の弦でも普通に押弦したりチョーキングしたりするわけですが、その時にネックを握っている親指を指板の上に出してしまうというテクニックがあります。
しかし、これは習慣にしないとキビシイものがありますけどね。

でも、このシングルカッタウェイというボディ形状だからこそのレスポールなんですよ。
これをダブルカッタウェイにしてしまうとレスポールJr.になっちゃうし・・・うーむ。

カッタウェイというのは、ハイポジションを弾きやすくするために、ネックとのジョイント部にあるボディ部分をツノ状にカットしてある加工法のこと。
レスポールのように片方だけカットしてあるシングルカッタウェイと、ストラトキャスターのようにボディ両サイドをカットしてあるダブルカッタウェイがある。

それと、これは僕だけかも知れないけど、ピックアップセレクターの位置に問題あり!
と言うのも、例えばカッティングの時、ピッキングする位置はフロントピックアップ寄りだと思います。

しかし、その位置だと、勢い良くアップピッキングするとピックアップセレクターにストロークした手が当たってしまい、リアピックアップで弾いていたはずが、いつの間にかフロントピックアップに切り替わってしまっていたりすることがあります。
もちろん、その逆も多々あり。

これが恐ろしいのは、スイッチング奏法をするためにフロントピックアップのボリュームをゼロになんかしていたら、その瞬間に音が出なくなってしまいますので、客席はどよめき、バンドメンバーの冷たい視線にさらされることになってしまうのです。

とは言え、ピックアップセレクターがあの位置だからこそ、レスポールのあのルックスが完成されるわけだし・・・うーむ。

と、このようにレスポールにもいくつかの弱点はありますが、そのデメリットを差し引いても余りある魅力がたくさんあります。
これだけ太い音や音圧感のある音を出してくれるのは、やはりレスポールならではですから。

初心者に優しくないギターだとは言われますが、僕としてはむしろ初心者の頃にこのギターを弾いていただきたいと思います。
ギターとは何ぞや!という気持ちに必ずや応えてくれる、そんなギターです。