僕がギターを始めたばかりの中学生の頃、本屋さんでギター雑誌をよく立ち読みしていましたが、その中の記事で、リードギターとかリズムギターなんて言葉をよく目にしていました。

ギター初心者の頃に思った疑問

リードギターって何だろう? ギブソンのギターのことかな?

なんて疑問に思ったものです。
誰かに聞こうにも、周りにギターを弾く友人もいなくて、その疑問はいっそう募るばかりでした。

「ディープ・パープルのリッチー・ブラックモアのリードギターは・・・」なんて文章が載っていると、

そうか、リッチーはストラトキャスターを弾くから、ストラトキャスターがリードギターってことなんだな。

なんて思ったり、「レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジのリードギターは・・・」なんて文章から

ん? ジミーはレスポールを弾くわけだから、やっぱりリードギターはレスポールのことなんだな。

なんて、ますますわからなくなっていったものでした。

リードギターとは何かわかった!

そんな中学校時代のある日、悪ガキ3人で学校の授業をサボって、新宿の楽器屋さん巡りをしたことがありました。
後でそれがバレて、親が学校に呼び出されたりしましたが。

そして、とある楽器屋さんで、店員のお兄さんにその疑問をぶつけてみることにしました。

ねえ、お兄さん、リードギターってどのギターなの?

すると、優しく見えたお兄さんは、思ったとおり話し方も優しく、このように話してくれました。

ああ、それはね、レスポールだとかテレキャスターだとか、そういったギター本体の種類のことじゃないんだ。
そうじゃなくて、演奏上の担当パートのことなんだよ。

そうなんです。
リードギターというのは、ギター個々の本体を指すことではなかったんですね。

だから、ストラトキャスターがリードギターなのか、レスポールがリードギターなのか、なんて、そういうことではないのです。
ある楽曲で、ギターソロやオブリガートといった、メロディを弾くパートのことをリードギターと言うのです。

ですので、ストラトキャスターだろうが、レスポールだろうが、それこそアコースティックギターだろうが、ギターソロなどのメロディラインを弾けば、それがリードギターとされるのです。
そして、リードギターを弾くギタリストのことをリードギタリストと言います。

また、ギターソロなどで、2本のギターでハモったりすることも多いですよね。
そういうのをツインギターとかツインリードなんて呼びます。

リズムギターはカッコいい!

さて、それに対し、リズムギター(サイドギター)と呼ばれるパートがあります。

それは、メロディラインを弾かず、主にバッキング主体のプレイをすることを指します。
そして、リズムギターを弾くギタリストのことをリズムギタリストなんて言います。

リズムギターは一見地味です。
残念ながら、リードギターのような華やかさはあまり感じられません。

しかし、バンドアンサンブル上、ギターの役割において一番重要なのは、まさにリズムギターなのです。

バンドサウンドで一番大事なのは、テクニカルな個々のパートではありません。
バンドの持つグルーヴ感、それこそが一番重要なのです。

そして、リズムギターは、ドラムやベースと共に、バンドの土台を担う非常に重要なパートです。

ちなみに、僕が大好きなリズムギタリストにAC/DCのマルコム・ヤングがいます。

リードギタリストである弟のアンガス・ヤングがあまりにも派手なため、マルコムは地味で目立ちません。
しかし、そのバッキングプレイは他の追従を許さないものがあります。
リードギターに目もくれず、ただひたすらリズムを刻む。
それがめちゃくちゃカッコいいんですよね。