エレキギターの場合はアコースティックギターと違い、そのままでは人に聴かせられるほどの音量は出ません。

アコギは、弦の振動をボディ内部の空洞部分で反響させ、サウンドホールと呼ばれる穴から大きな音を出すことができます。

しかし、多くのエレキギターはソリッドボディと呼ばれる、言わば木のカタマリですから内部での音の反響は無いわけですね。
そのため、ギターアンプを使うわけです。

さて今回は「アンプはどういう仕組みで音が出るのか」といった部分にスポットを当ててお話ししましょう。

ギターアンプの語源は、「増幅する」という意味のアンプリファイです。
つまりギターアンプは、エレキギター本体の小さな音を増幅して大きな音にする役割があるんですね。

ギターアンプの構造をおおまかに言うと、プリアンプ、パワーアンプ、スピーカーという3つの部分から成り立っています。

ギターアンプの音信号の流れ

まずプリアンプですが、ギター本体のアウトプットジャックからケーブルを通してプリアンプに信号が流れます。

プリアンプは、低音域や中音域、高音域といった音色の調整や、歪み具合の調整といった基本的な音作りをして、ギターからの信号を増幅する役割を果たします。
そして、その出来上がった音信号をパワーアンプに送ります。

パワーアンプは、プリアンプの信号をさらに増幅させる役割を果たします。

微弱だったギターからの信号をプリアンプで増幅させたとは言え、まだまだ弱く、最終的にスピーカーから大きな音を出せるところまで持っていくには、さらに増幅させないといけないわけです。
そして、そのように大きく信号を増幅してくれるのが、パワーアンプというわけですね。

次に、そこまで増幅された音信号を、最終的に実際の音として出力する役割を果たすのがスピーカーです。
このスピーカーはスピーカーキャビネットにマウントされていて、1発とか、2発、4発というように、用途によって様々な種類があります。
また、キャビネットのことをエンクロージャーなんて呼び方もします。

さて、では整理してみましょう。

ギター本体からの微弱な音信号→プリアンプで音作りと増幅→パワーアンプでさらに増幅→スピーカーキャビネットから大音量で音が出る。

こんな感じですね。

コンボアンプなどの場合は、こういったパーツが全てがオールインワンに一つの筐体に収められているので、普段はなかなか内部のことまで意識しないですよね。

しかし、ギターアンプはこういう構造になっていることを理解しておくと、万が一故障した時なども、どこに問題があるのかを特定することができたりしますので覚えておくといいでしょう。