今回はギターアンプの種類についてお話ししましょう。

ギターアンプは最終的な音の出口であるため非常に重要ですし、その選び方によってはギターを気持ちよく弾けるかどうかにも関わってきます。
ですので、ここはしっかりと押さえておいてくださいね。

まずギターアンプの種類を、内部のパーツ、つまり回路で分けてみましょう。

これは、大きく分けると真空管(チューブ)を使用しているチューブアンプと、トランジスタを使用したソリッドステートアンプというように、2種類に分けることができます。

チューブアンプ(真空管)の特徴

チューブアンプの特徴として、暖かい音、なんて表現がありますが、まさに的を得たものがあります。
甘い音、という意味ではなく、とにかく太い音なんですよね。

そして、その圧倒的な音圧感。
アンプ本体のゲインをアップして歪ませ、ギャーン!と弾いて、それを背中で受けたときの音圧・衝撃は本当に鳥肌が立ちます。

そんな素晴らしいチューブアンプではありますが、チューブならではの弱点もあります。

それは、真空管には寿命があるということです。
音が変化してきたり、明らかに劣化してきたと感じたなら、真空管をする必要があります。

ピックアップ交換くらいなら自分で半田付けして対応できますが、真空管の交換は素人では難しいと思います。
マッチングといった技術が必要になってきますし、そもそも感電の可能性があって危険だからです。

なので、その場合はリペアに出さないといけないのですが、これがなかなか痛い出費です。
チューブアンプはソリッドステートアンプよりも高価な上、そういったメンテナンスにもお金がかかるのが難点といえば難点。

しかし、あの音圧感は他に得がたいものがありますけどね。

また、真空管はバルブなんて言い方もしますので、バルブと表記があったなら、それはチューブアンプを指します。

代表的なチューブアンプとして、マーシャルやフェンダー、メサブギー、ハイワット、オレンジ、ヒュース&ケトナーなど、非常に多くのメーカー、モデルがあります。
これは目移りしますね。

マーシャル 2段積み

ソリッドステートアンプの特徴

一方、ソリッドステートアンプの特徴は、硬質な音といったところでしょうか。
チューブアンプのような音圧感はありませんが、独特のキラキラ感は特筆すべきものがあります。

そして、ソリッドステートアンプの代表と言えばコレですね。
世界に誇る名機、ジャズコという愛称で親しまれる、ローランドのジャズコーラス、JC-120です。
僕もよく使っていました。

JC120

僕の経験上、チューブアンプはやはり歪みがキレイです。
歪ませると音がコンプレッションしてしまい、線が細くなりがちですが、真空管の歪みにはあまりそれが無い。
キレイにワイルドに歪んでくれるんですよね。

それとは逆に、ソリッドステートアンプの場合はクリーントーンに向きます。
アンプ自体で歪ませたときの音圧感はチューブアンプには負けますが、クリーントーンのキレイさや、エフェクターノリの良さは素晴らしいものがあります。

ところで、チューブの歪みとソリッドステートのクリーンを両方兼ね備えているアンプは無いか、なんて、僕は以前思っていたのですが、なかなかそういった、1台で両方ともOK!みたいなアンプは見つかりませんでした。

そこで、ライブではラインセレクターを使って、歪みセッティングの真空管アンプと、クリーンでセッティングしたソリッドステートアンプをフットコントローラーで切り替えて使っていました。
でも、これが大掛かりになり大変なので、面倒になって止めてしまいましたけどね。

ハイブリッドなアンプ

さて、ギターアンプを回路別に考えるとチューブアンプとソリッドステートアンプと2種類あるとお話ししましたが、他にも真空管とトランジスタの両方を使用しているハイブリッドタイプもあるんですね。

プリアンプ部にプリ管を使い、パワーアンプ部にはトランジスタというタイプ。
そして、プリアンプ部にトランジスタを使い、パワーアンプ部にパワー管を使っているタイプがあります。

これもまたいい発想のアンプだと思います。
両方のいいところをミックスしているというか。

最終的な判断はあなたの耳!

さて、ここで誤解していただきたくないのは、チューブアンプの方が優れている、とか、ソリッドステートアンプはイマイチ、というわけではありません。

結局は個人の好みなんですね。

僕はチューブアンプをゲインアップさせた歪みが好きで、ソリッドステートアンプのクリーントーンが好きなわけですが、逆にチューブアンプの暖かいクリーントーンが好き、とか、ソリッドステートアンプに歪み系エフェクターを使ったときのジャリッとした歪みが好き、と言うギタリストも多いわけです。

ですので、以上のことは参考までにとどめておき、自分の耳を信じ、自分の求めるサウンドに近いアンプを使うようにしてくださいね。